■

メタルカラー烈伝 温暖化クライシス

感想

改題しているが，メタルカラーの時代の第六弾である。
これは，オヤジ週刊誌で有名なポスト誌の連載をまとめられたもので，2段組で561頁にもなる盛りだくさんの内容である。おかげで，年末から読み始めたのだか，だいぶかかってしまった。（2007/01/30記）
内容は，自然災害で戦う人の活動や研究を対象にしたものでインタビュー形式でまとめられているので，読みやすいと思う。
本書は，地震，集中豪雨，温暖化という大きなテーマから掘り下げて，最後には地味に活躍するメタルカラーに行き着く人々をクローズアップしている。似たようなもので，以前NHKで放映していたプロジェクトXが会ったが，感情移入が入りやすい構成であったため，自分としては少し敬遠していた。（単行本はそんなことは無いので普通に読めたが）
そういった意味で，テクノロジーを身近に感じたい人にはお勧めである。
ちなみに，著者の講演会を以前聞いたことがあるが，意外と女性の方が多かった。でも元々はゴシップ系オヤジ雑誌。いまと違ってヘアヌードのグラビアが全盛の頃でしたので少し心配していたが，女性の方にも読みやすくするためにも出来れば文春とか新潮に連載をお願いしたいところである。