読んだ本
F1の秘密―マシンの超技術から、レースの裏側まで (PHP文庫)
- 作者: 林溪清
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/07
- メディア: 文庫
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感想
大口スポンサーとは別に,小さなロゴやマークもかなり見かけるだろう。10〜15センチ前後の小さな表示である。それぞれのチームによって金額はかなり幅があるし,基本的にその金額は発表されていない。それでも2センチ×5センチのまるで付箋のようなサイズで一億円という話を聞いたことがある。
p33
ダウンフォースが大きければ,コーナリングでのタイヤでのグリップは大きくなり,コーナリングに強いが,ストレートでは不利なマシンである。反対にダウンフォースが小さくなれば,空気抵抗が減ってストレートで速くなるが,コーナリングが不安定なマシンになる。この相反する要素をうまく取り入れなければ,レースには勝てない。
このダウンフォースは2から3G以上あると言われている。F1マシンは自重が600?の2倍から3倍以上,つまり1.2〜1.8トン以上の力で路面を押しつけられている。ということは,理論上の話だが,F1マシンは,その2〜3Gの力を受けていることができる速度で走れば,トンネルの天井のような場所を逆さまになって走ることも可能なのだ。
p74-76