読んだ本

創価学会 (新潮新書)

創価学会 (新潮新書)

感想・興味をひいた所

いつの間にか,日本の社会には,強固な相互扶助組織,つまりは巨大な村として,創価学会だけが存在するという状況が生まれている。創価学会と長く対抗関係であった労働組合も衰退し,相互扶助組織としての力を失っている。企業にしても,終身雇用を核とした日本的経営を維持することが難しくなり,社員の生活を丸抱えする村的な性格を失いつつある。
相互扶助組織として生き残ったことが,現在の創価学会を支える最大の力となっている。自民党公明党を切り捨てられないのも,公明党の背後に,創価学会という巨大な村が存在しているからなのである。

本書は極めて中立的に書かれた本であるため,客観的に創価学会のことが知ることが出来ます。この引用した部分が,いまの学会の原動力になっているのでしょうか。