読んだ本

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ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

感想・興味をひいた所

「30歳から45歳」といえば,独身時代と違って家庭を持っていることが多く,キャリアの停滞感とは逆に言えば「与えられた仕事をこなす」くらいならそれほど背伸びをしなくてもできるという意味であり,ただなんとなく大組織のダイナミクスの中で流されると,あっという間に時間が過ぎ,コモディティ化するリスクが高い。「小さな組織」をいくつも移りながら「30歳から45歳こそ勝負時」という「日本株式会社の外の常識」で過ごす人たちと,日常での緊張感がどんどん乖離していく。しかも40歳代前半を縮小均衡的にな精神で過ごすと,急に気持ちが老け込んで守りに入ってしまいがちだ。
そういうタイプの人は「その会社から吸収できることをすべて吸収し,その15年間のできるだけ早い時期に辞める」というビジョンを持って生きるべきだと思う。最終的にその組織を離れないことになったとしても,自覚的に15年をそう生きれば「組織と個の関係」も対等に近づいていくことだろう。そんな決意を秘めて働いている人のほうが,逆説的だが,組織内で「輝く個」になる。 p191-192

この部分を読んで,自分もそれに陥っているような自覚をしました。自分の守備範囲を勝手に決めているような気がしてなりません。いろんな部分でコミットして行かないと,自分の成長に結びつかないような気がします。