読んだ本
知っているようで知らない消費税―「超」税金学講座 (新潮文庫)
- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 文庫
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
感想・興味をひいた所
ところが,フランスで「発明された」付加価値税は,きわめて巧みな方法によってこの問題を解決した。それは,「前段階税額控除方式」の採用である。
これは,「取引のあらゆる段階で課税するが,各段階における税額は,売上げ額に税率を掛けて算出される額から,仕入れ額に税率を掛けた額を控除したものとする」p79
例えば消費税。仕入れ品から商品まで,税金に税金を掛けあったり(正確には税金の移転だけであるが),それが一定額であれば青色申告をしているにもかかわらず利益になったりと,我が国では不公平感がありますが,ヨーロッパでは引用のとおり,価格と税金を分離して税の累積を防ぐ仕組みが確立しているのだそうです。なぜなら不公平が発生するたびに革命が起きるからだそうです。