■
[1日一冊主義][毒書週間]
読んだ本
- 作者: 東野圭吾,角川書店装丁室高柳雅人,角川書店装丁室
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2006/05/26
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (143件) を見る
目次
感想&引用メモ
「田島さん,動機さえあれば殺人が起きるわけではないんでしょ」刑事が諭すような口調でいった。「動機も必要ですが,環境,タイミング,その場の気分,それらが複雑に絡み合った人は人を殺すんです。」
「それはわかりますが…」
「さらに」刑事は続けた。「何らかの引き金によって行動する者もいる。あなたの場合,何らかの引き金が必要なのかもしれませんね。それがないかぎり,殺人者となる門をくぐることはできないというわけです。いや,もちろん,そのほうがいいのですがね。そんな門は永久にくぐらないほうがいい。」p580
またまたスゴイ長文小説ですが,緻密なストーリーに脱帽です。