読んだ本

ITリスクの考え方 (岩波新書)

ITリスクの考え方 (岩波新書)

目次

感想&引用メモ

不都合な真実」であるが,近年のOSや大きな応用ソフトなど膨大なプログラミングを必要とするものには,「バグのないものはない」と言われている。人間はどうしてもバグを作るこむものであり,もしバグを完全除去したものを作成しようとした場合,膨大な時間とコストがかかり,製品の開発から出荷まで膨大な時間を要してしまう。たとえ,完全になるまで出荷しないと決めても,通常,バグがないことを証明する仕組みは用意されていない。したがって,その製品は永遠に出荷できないことになってしまう。p135