読んだ本
- 作者: 島田洋七
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: 文庫
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感想
私はこの話を先日放映していたスマステーションを見るまで知りませんでした。http://www.tv-asahi.co.jp/ss/index2.html
いま,いじめが社会問題になっていますが,このかばいおばあちゃんの話を聞いているだけで,いじめで悩むことなんかばかばかしく思えてきます。
面白おかしく,そして少し切なくて…そんなようなお話です。
最後の頁にかばいばあちゃんの語録集がありましたので,印象に残ったところを引用してみます。
- 嫌われているということは,目立っているということや。
- 通知票は,0じゃなければええ。,1とか2を足していけば5になる。
- 人に気づかれないのが本当の優しさ,本当の親切。
- けちは最低! 節約は天才!
- 世の中には,病気で死にたくない人がいっぱいおるのに,自殺なんて贅沢だ,
- 海水パンツなんかいらん。実力で泳げ!!
- 鰯を食べているからって,貧乏ではない。昔の人が鰯を見て,鯛と名前をつけていたら,鯛は鰯ばい!
- 貧乏には2通りある。暗い貧乏と明るい貧乏。
- 「ばあちゃん,英語なんかさっぱり分からん」
「じゃあ,答案用紙に『私は日本人です』って書いとけ」
「漢字も苦手で…」
「『僕はひらがなとカタカナで生きていきます』って書いとけ」
「歴史も嫌いでなあ」
「歴史もできんと?『過去にはこだわりません』って書いとけ」
- 人間は死ぬまで夢を持て!その夢が叶わなくても,しょせん夢だから。