読んだ本

スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書)

スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書)

感想・興味を引くところ

以前GRAPEはブルーバックスの本で詳しく仕組みについて読んだことがありますが,本書はその開発物語といったとこでしょうか。

杉本は,コンピュータ作りという他の天文学者が見向きもしなかったテーマに敢えて立ち向かうことからわかるように「アクティブ(活発)」という表現がよく似合う研究者だった。それに対して戎崎は「アクティブ」と通り越して「アグレッシブ(攻撃的)」という表現がよく似合った。「自分は常に99パーセント正しいという信念の上で,人並以上の実行力を示す人」という形容に,まさにピッタリ一致する人物であった。