読んだ本

父親が教えるツルカメ算 (新潮新書)

父親が教えるツルカメ算 (新潮新書)

感想・興味を引くところ

正直,私は『ツルカメ算』を知らない世代です。父親のできるレベルは環境を整えることと,最低レベルの勉強のしかたを教えること。後は自分次第で気づき上げるしかないと思います。

どうしたらいいかわからない問題を,どう解決していくのか。必要なのは,論理的に考えることだ。いま何ができるのか・何がわからないのか。わからないことをわかるようにするにはどのように手だてがあるのか。そのように論理を積み重ねていけば,おのずと先が見えてくる。
思春期の子供がどういうプロセスで生きる意欲をもつようになるのか。それは簡単には答えの出る問題ではないが,自分の将来に目標を設定して,計画的に努力を重ねていくためには,論理的な思考というものが不可欠だろう。逆に言うと,自分が何をしたいのかよこわからないという若者は,感覚だけでものを考えようとして,ただ迷い悩んでいるだけで,実際には何も考えていないのだ。p76