読んだ本

量子コンピュータ―超並列計算のからくり (ブルーバックス)

量子コンピュータ―超並列計算のからくり (ブルーバックス)

感想・興味を引くところ

最近の本では最高クラスに難しい本でした。

もしデーターベースがN件のデータを含んでいるとすると,平均でもNの半分,最大N回問い合わせをしなければならない。もしその電子電話帳に1億人分の電話番号があった場合,平均で5000万回,最大で1億回,電子電話帳に問い合わせなければならない。これは非常に困難な仕事になる。
ところが量子コンピュータの場合,この種のデータ検索をN(sq:ルート)回で確実にできてしまうのだ。1000件の場合だと約32回,1億個のデータの中から探し出す場合でも,1万回の問い合わせで済んでしまう。p147-148