読んだ本
- 作者: 麻倉怜士
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2007/05/10
- メディア: 新書
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感想・興味をひいた所
CDが登場した当初,デジタルの音を聴いた一部の人たちは「音に自然さがない」「音がきつい」「音が硬い」と評しました。それらがそのまま,悪い意味で「デジタルの音」の意味として定着してしまった感があります。アナログの音を「自然な音」だとするれば,デジタルの音は「不自然で虚飾にあふれた人工的な音」というわけです。p31
デジタルに対する一長一短があります。当然サンプリングするわけですから,フォーマット上,人間の耳には聞こえないと言われる20kHz以上の音はカットされるわけで,ここに超音波があるのと無いのでは音の質感が変わってくるのはいうまでもありません。
しかし,やっかいなアナログレコードの取扱やメンテナンスを必要とする機器から解放された喜びのほうがずっとステキだと私は思います。