読んだ本
置き去りにされる人びと―すべての男は消耗品である。〈Vol.7〉 (幻冬舎文庫)
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: 文庫
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感想・興味をひいた所
村上龍さんのエッセイ集です。昔と違っていまはメルマガを発刊していて,それをまとめたものになっているみたいです。
リストラされて子会社へ出向になり年収が350万になってしまった35歳と,外資系のファンドマネージャで出来高のボーナスを1億もらった35歳では,生きていくための条件が全く違う。350万と1億という極端な違いでなくても,リストラに怯える衰退企業の35歳と,成長企業の35歳という違いだけでも,カテゴライズ不能になる。さらにやっかいなのは,勝ち組と負け組というカテゴライズでは実態を把握することができないということだ。つまり負け組といわれる企業でも,優秀な人材はすぐに次の就職が決まるが,どうしようもない人材には仕事がない。
年収は350万の分類に近い方です。でも優秀な人材にはないたいという向上心はいつも持っているつもりです。