読んだ本

業界紙諸君! (ちくま文庫)

業界紙諸君! (ちくま文庫)

感想・興味をひいた所

「美術」と「年鑑」もしくは,「名鑑」「大鑑」などの組み合わせただけの書名は,なんともお座なりだし,いかにももっともらしい出版社名も,かえってうさんくささを露出させてしまっている。その書名同様,内容も大同小異である。というよりはお互いに盗用しあっているといった方がよいかもしれない。この世界では,誤植までそっくりそのままケースさえ珍しくない。p226

業界誌・紙というのはその業界のドンが牛耳るために発行するものであるが,こういう世界は必要悪なのかどの時代でも消えることなく生き続けています。