読んだ本

バスで田舎へ行く (ちくま文庫)

バスで田舎へ行く (ちくま文庫)

感想・興味をひいた所

向津具公民館,向津具小学校……。漢字で読めば,確かに「津(海)に向かった」ような土地で,名の由来も頷けるが,ムカツクという音にしてみると,やはり愉快だ。
集落を歩いていると,所々に向津具の小,中学生が書いた”標語”が掲示されている。
<飛び出すな ほかのみんなも 傷つくよ>
<やめようよ 飲み物飲んで 拾うくせ>
そんな標語を読むかぎり,「ケッ,チョームカツクゼ!・なんて,いまどきのフレーズとは無縁の,健やかな少年少女の姿が想像されてくる。 p265-266

田舎に行くと地名のおもしろさもありますね。しかし向津具,ATOKで一発で変換出来たことが最大の驚きです。