読んだ本
- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/04/24
- メディア: 文庫
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感想・興味をひいた所
ノートでもはやり書きすぎないように心掛けないと,いたずらにノートの量を増大を喜ぶだけという結果になりかけない。細かいところをノートすると,ずぐあとに,それよりいっそう重要と思われるところがあらわれる。これはのがせないとノートにとると,そのあと,もっと大事な知識が出てくる。これも無視できない。こういうことをしていると,そのうち,本を全部引き写してしまうようなことになりかねない。
その弊をまぬがれるには,一読即座にノートをとらない。たとえば見開き2ページをまず読む。そして,ふりかえって,大切なところを抜き書きする。あるいは,一章なら一章,一節なら一節の内容の区切りのいいところまで読んで,またあと戻りして,ノートをとるようにすれば,本を全部引き写してしまうという愚は回避できる。ただ,これだと,こまいところを見落とすおそれはある。p88-89
本書は東京の丸善のオススメコーナーに置いてあった本です。いまから20年前に書かれた本ですが,いまでも鮮度の高い内容となっています。