読んだ本
絶対ハイビジョン主義―これからが楽しいテレビ生活 (アスキー新書 68)
- 作者: 麻倉怜士
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2008/06/10
- メディア: 新書
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目次
はじめに ハイビジョンの魅力とは何か?
第1章 ハイビジョンはこんなにすごい
第2章 テレビの賢い買い方(基礎編)
第3章 テレビの賢い買い方(メーカーの傾向と対策編)
第4章 テレビの賢い買い方(店頭編)
第5章 テレビを買った。ではどう使うか?
第6章 ハイビジョンはどうすれば見えるのか>
第7章 ハイビジョン時代こそエアチェックは愉しい
第8章 「ポストハイビジョン」映像メディアの未来
あとがき
感想&引用メモ
ここまで高画質化したことの意味を,私たちはどうとらえるべきでしょうか。言い換えれば,現在この高画質は,何のためにあるのでしょう。
私はそれは,テレビで「本物」が見られる時代になった,ということだと思います。本物とは,オブジェクトが持っている本来の色であり,ディテールであり,質感です。単にきれいに見せるだけの高画質ではなく,物の本物を見極めるための高画質。だからこそ,映画であればフィルムがもつ特有の質感や映像感が楽しめ,音楽番組では映像監督の意図や思想が明確に見え,スポーツ番組では臨場感が高まる。そしてジャンルに問わず,そんな制作者の作品に込めた思いまで見えてくるのです。p65-66
どんなに技術的に優れていても最終的に何が目的かと言えば,ソフトウェアのディテールの追求なんだと思います。先日ブルーレイが次世代メディアとしてほぼ確定しましたが,ハイビジョン時代の映像メディアはいったいどうなるのでしょうか?