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読んだ本
- 作者: 木野龍逸
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/04
- メディア: 新書
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目次
感想&引用メモ
綱渡りのような作業を後戻りさせないために重要なのは,各チーム間の連絡だった。お互いの動きを確認しながら次の仕事にかからないと,自分のところだけ動いても,システムとしては空回りする。同じ部屋にいることもあれば,別々に動いていることもあるので,メーリングリストなどで横の連絡を常に密にした。お互いの作業内容に,口を出し合うこともあった。
これは,前後,あるいは横の工程が同時並行して作業を進めていく「コンカレントエンジニアリング」という開発手法で,トヨタでは「サイマルテニアスエンジニアリング(SE)」と呼ばれている。
こうした新しい開発方法への挑戦もプリウスに課せられた重要なテーマであり,それがおおいに奏功した。p107
規模の大きい割には開発期間の短いプロジェクトには情報共有の強化が一番の重要なファクタなのですね。