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読んだ本
- 作者: 西成活裕
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 新書
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目次
感想&引用メモ
したがって,渋滞していない状態で走っているときこそ何よりも大事なのだ。ここで安心して気を抜かず,将来の無用な渋滞を起こさないように無理に速度を上げず,車間距離を空けて走行することが最もコストのかからない渋滞緩和方法だ。混んできたから車間距離を調整しようとしてもなかなか難しいため,自由走行時からこのような走りを心がけておくのだ。そして前方に渋滞があり,という表示があれば,その領域に近づくのを遅らせることで渋滞の息の根を止めることができる。道路の容量は決まっているため,早い段階で車の密度の偏りをなくすことが道路全体を有効に利用する一番の方法だ。速度を上げて混んでいる領域に近づくことは,短絡的に気分が良いかもしれないが,結局全員が損をすることにつながることを覚えておこう。 p196