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読んだ本

心くばりの文章術 (文春新書)

目次

感想＆引用メモ

「これって，どうでしょうか？」「こちらはいかがでしょうか？」
文章中に，こうした読み手の存在を意識した記述を入れるのです。こうして読み手との対話を意識的に続けるようにする。

文章は一人机に向かってうんうん唸りながら書く時間が長いものです。ついつい文章上で観客のいない孤独な演説をしてしまいがちです。
しかし文章は自分一人のものではありません。
「これならどうでしょうか？」
「いや実はいいですね！」
それは，読み手と一緒に作り上げていくコミュニケーションでもあるのです。一人孤独に書く状況にあっても，見えない読み手を強く意識する姿勢が必要なのです。p102