読んだ本
- 作者: 猪瀬直樹,山口昌男
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/03/01
- メディア: 文庫
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感想・興味をひいた所
天皇が死ぬと葬式がある。元号が変わる。それから,恩赦がある。天皇崩御というのは一つの巨大な生贄みたいなもので,それで時間を全部流してしまって,もう一回再生していく。元号が変わるというものが特にそうなんだけれども,そういうかたちでもう一回われわれが再生するということのように思われる。昭和の天皇は,ふだんは無関係なように見えるけれども,もう亡くなって元号が変わったときには,われわれ自身,どこかで意識が変わるでしょうね。天皇が死ぬことは,定期的に時間を更新していくことではないか。 p62
昭和から平成に変わったとき,私は高校生をしていましたが,ものすごい出来事が起きて,その全てが特別な扱いになって,全てに対して違和感を感じた覚えがあります。