読んだ本

理系白書 この国を静かに支える人たち (講談社文庫)

理系白書 この国を静かに支える人たち (講談社文庫)

感想・興味をひいた所

学部生の講義では,携帯電話を分解したものを見せる。「日本の技術力の結晶が,街角で1円で売られている。このままでは技術が尊敬されなくなる」という焦りからだ。
しかし,当の学生たちは,部品を眺めて「ふーん」。それ以上の反応が返ってこない。不安である。とはいえ,どの部品がどんな役割をしているのか,堀池さん自信もよくわからないのである。p83

私も壊れた家電などを捨てる前に子供に見せてどんな風に動いているのかをよく解説します。理系人間に育てようとは思っていませんが,物の理屈を説明することは日常生活にとっても重要なことだと思っています。