読んだ本

くねくね文字の行方 (角川文庫)

くねくね文字の行方 (角川文庫)

感想・興味をひいた所

もうひとつ,木についての話。ぼくはよくキャンプをする。キャンプの楽しみのひとつは何をといっても焚火である。山焚火,川焚火,海焚火。これまでずいぶんの焚火をしたけれど,焚火で燃える木というのは,これはまあ良く考えてみれば木の死である。木という生命の終焉の時である。炎が踊る。死んでいく木の炎の踊りを見ているのはなにかつくづくしみじみと森厳なものがある。焚火を見ると多くの人は思索的になると言われる。なにかを思い,なにかを感じずにいられないのであろう。p175

私もその口の一人なんですが,最近焚き火をしたことが無いなぁ。