読んだ本

小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)

小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)

感想・興味をひいた所

或所に気の利かない細君を持った一人の男があった。男は細君を愛していたが,その気が利かない事でよく腹を立て,癇癪を起し,意地悪い叱言を続け様にいって細君を困らした。その度,細君は自身のその性質に嘆き,愚痴を云った。p206

たまたま,ここを引用しましたが,志賀直哉は「小説の神様」といわれるぐらい澱みのない文を書きますが,性格は随分癇癪持ちだったそうです。