読んだ本
F1テクノロジーの最前線 自動車技術の最先端を行くF1マシンの秘密に迫る (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 檜垣和夫
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2007/11/16
- メディア: 新書
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感想・興味をひいた所
これまでのセミ・オートマチックでは,変速に要する時間は0.02〜0.03秒といわれてました。これは,ドライバーが手動で変速していたころい比べれば5倍も速いのですが,それでも1周,あるいは1レース単位で考えればそのロスは大きなものとなります。
そこでクラッチが切れている時間を出来るだけ短縮しようというのがシームレス・ギアボックスの狙いです。これの採用により1周で0.3〜0.4秒のタイムアップが可能という試算もあります。p73
ここ最近のF1のテクノロジーで着目したい点はここ。下手なマニュアルでシフト操作をするより断然速く走れます。近頃発表された日産GT-Rにも装備されていますし,ヨーロッパ車を中心に採用されているようです。
更にF1ではスタートもボタン1つで理想的なスタートが出来るラウンチコントロールがありましたが,レースが面白く無くなるということで,いまは規約で禁止されています。