読んだ本

「雪見だいふく」はなぜ大ヒットしたのか 77の「特許」発想法 (講談社+α文庫)

「雪見だいふく」はなぜ大ヒットしたのか 77の「特許」発想法 (講談社+α文庫)

感想・興味をひいた所

1976年に諏訪精工舎(現在のセイコーエプソン社)同じアイデアを特許にしているのです。こちらのほうが出願が早く,1970年でした。しかも,時計表示の「区切り表示」を1秒ごとに点滅させるという表現ですから,こちらはコロンでもピリオドでも良いのです。
私の家のラジカセは,時と分の間にあるコロンではなく,時分の後ろにピリオドをおいて点滅させて,逃げてました。p135

デジタル時計の「:」を1秒ごとに点滅させることが特許になっていたとは思いも寄りませんでした。もっとも現在では特許は切れてますので自由に作れるとは思いますが。なんでラジカセの例のような逃げ方をしていたわけなんですね。
ちなみに本のタイトルにある,「雪見だいふく」ですが製造法が特許として出願されていて,満了になるたびに製法を変えて出願されているようです。ですので類似品は出ないような防衛策をとっているようです。しかも材料はアイスを白玉粉で包んだものなので,安心して食べられますね。