読んだ本

目次

はじめに
第1章 数字の達人は,特になにもしない -数字のウソ
第2章 天才CFOよりグラビアアイドルに学べ -計画信仰
第3章 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんてお間違い -効率化の失敗
第4章 ビジネスは二者択一ではない -妙手を打て
第5章 会計は世界の1/2しか語れない -会計は科学
あとがき

感想・興味をひいた所

社会主義国家ですら,「計画経済」はとうの昔に放棄しています。
たしかに,お金を出す株主や銀行にとっては,何かしらの基準は必要です。
そういう意味では,「今後こうなりますよ」という未来予想図,すなわち事業計画から導き出される業績の予想では,なくてはならないものかもしれません。
しかし,以前よりも計画がむずかしくなった環境で,以前よりも計画が重視されているという現状は,どう考えてもムリがあります。
そのムリが「小寺フードストア」や前述の不動産会社から,ビジネス本来のダイナミズムを奪っているのです。p107

計画は必要。でも計画遵守みたいなマニュアル人間が本当に多いです。経営者には柔軟な発想と強いリーダーシップを発揮してもらいたいです。